米国とアフリカを拠点とするブロックチェーン決済スタートアップ企業であるBitmamaは、165万ドルの追加資金を調達し、プレシードラウンドの総額は200万ドルに達した。
2021年10月にBitmamaが35万ドルを調達した最初のプレシードラウンドには、Unicorn Growth Capital、Launch Africa Ventures、Adaverse、Flori Venturesが投資家として参加している。
今回の新ラウンドでは、最初のプレシードラウンドからの投資家に加え、Tekedia Capital、GreenHouse Capital、ODBA、Five35 Ventures、Chrysalis Capital、Enrich Africa、Thrive Africa、Angellist Venturesなどの新しい投資家や、CELO創業者であるRene Reinsberg氏、Marek Olszewski氏、Honey Ogundeyi氏などのエンジェル投資家も参加している。
彼らのリリースによると、今回の調達資金は、事業プレゼンスの拡大、さまざまな市場でのチーム強化、製品の強化、アフリカ全域での市場浸透構想に使用されるとのことだ。この拡大により、アフリカ大陸における暗号通貨の新たなユースケースを迅速に拡大することを目指しているという。
現在、Bitmamaが事業を展開している国は、ナイジェリア、ガーナ、ケニアである。これらの国で、ユーザーが複数の暗号通貨の取引、デビットカードによる通常のオンライン決済、公共料金の支払い、通貨の切り下げをヘッジするためのステーキングなどの取引を行うサービスを提供している
このスタートアップ企業の主要製品である「Bitmama exchange」では、ユーザーが仮想資産にアクセスし、Bitcoin、Ethereum、Ripple、Tetherなどいくつかの暗号通貨の売買を行うことが可能だ。また、暗号通貨に精通していなくても、世界中どこからでも暗号通貨の売買や送金を制限なく出来る、ソーシャル決済ソリューション「Changera」を提供している。Bitmamaの創業者兼CEOであるRuth Iselema氏は、今回の資金調達について次のように述べている。
アフリカ市場では両製品とも10万ユーザーに近づきつつあり、デイリーアクティブユーザーも目覚ましい数を記録しています。
「私たちは、アフリカで最もユーザーフレンドリーで革新的なブロックチェーン企業を構築しており、同じような道を歩んできたベテランの投資家やパートナーの支援を受けられることを嬉しく思っています。私たちは、企業やブロックチェーンビジネスの分野にわたる、彼らの融合された経験から学ぶ特権を与えられているのです。」と付け加えた。Five35 Ventures創業パートナーのHema Vallabh氏は次のように述べている。
主に女性に焦点を当てたVCファンドであるFive35 Venturesは、Ruth氏及び彼女のダイナミックなチームがBitmamaをスケールアップことを支援します。特に、すべてのアフリカ人が既存サービスよりもはるかに安いレートで、国際的に取引できる送金プラットフォーム「Changera」の成長を見ることを楽しみにしています。
