エジプトに拠点を置くeコマーススタートアップ、Kemittはサウジアラビアのエンジェル投資家グループから6桁の未公開資金調達を確保した。

2018年に設立されたKemittは、家具のプロダクトデザイナーが直接消費者とつながるマーケットプレイスである。オンラインプラットフォームを提供することで、プロダクトデザイナーがオリジナルデザインによる家具を販売し、新たなオンライン顧客獲得と総収益アップを可能にするツールとして利用できる。

この調達資金は、Kemittの事業拡大と成長計画の支援金として利用されるだけでなく、そのテクノロジーをさらに発展させ、サウジアラビアを皮切りに、地域の新たな市場への進出を促す。

「この投資により、もたらされる事業拡大と新たな市場参入というチャンスに意気込みを感じています。工場から顧客へのスムーズな配送を確実にするために、物流の弱点を解決するテクノロジーに投資することを優先しました。」

「家具製造産業をデジタル化することは、地域経済にとって非常に重要であると考えています。わたしたちの目標は、何と言っても、家具を購入する際にKemittを最初の選択肢にしてもらうことなのです。」と、Kemittの共同創設者兼CEOのMahmoud Fouadは語った。Partech Partnersの報告によると、2020年にエジプトのテクノロジースタートアップによって86件のベンチャーキャピタルによる株式投資が行われたという。それは、他のアフリカ諸国には見られない取引数である。同取引がアフリカで一番行われる国として、エジプトがその地位を2021年も維持し続けるかどうかは興味深いものがある。