Googleは先日、アフリカ初の製品開発センターをケニアのナイロビに近日中に開設すると発表した。エンジニアリング、製品、デザインの分野で数百人の人材を採用する。アフリカと世界の人々のために、変革をもたらす製品とサービスを生み出すという同社のコミットメントを継続していく。

今回の発表は、同社が昨年10月に開催したイベント「Google for Africa」で、今後5年間でアフリカに10億ドルを投資することを明らかにしてから約7カ月後に行われた。10月のイベントで、同社のCEOであるSundar Pichai氏は、「アフリカ全体に高速で信頼性が高く安価なインターネットを提供し、現地に役立つ製品を作り、アフリカの経済を支える起業家や中小企業を支援するプロジェクト」に投資すると述べている。

GoogleはガーナのアクラにAI研究センターを開設し、有用なイノベーションの推進を支援している。先月には、同社の海底インターネットケーブル「Equiano」が間もなくトーゴまで設置され、その後、南アフリカ、ナミビア、ナイジェリア、セントヘレナに延伸させることも発表した。

Googleは、2030年までにアフリカのインターネットユーザー数は8億人に達し、世界の35歳以下の人口の3分の1を占めると予測している。アフリカの人々のスマートフォン利用機会向上など、困難かつ重要な技術的課題の解決を支援できる、才能と創造力と協調性を備えた人々と協力して、この流れの最前線に立ちたいとしている。

Googleは今回、MicrosoftVISA等の大手テック企業と同様に、ケニアのナイロビに研究開発イノベーション拠点を起ち上げた。