NTT(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:東原 敏昭、以下NTT)のグローバルデータセンター事業部は、顧客の根強い需要に応えて、ベトナム南部、バンコク(タイ)、大阪都市圏でのさらなる事業拡大を検討。

この動きは、日本の大手テクノロジー企業が、世界中の企業やハイパースケールクライアントに利益をもたらすコネクテッドフューチャー(5Gでつながる世界)を構築するために、世界のデータセンター設置面積を20%拡大する取り組みの一環である。
NTTは現在、ヨーロッパ、北米、アフリカ、アジアでデータセンターを運営しており、インドにも大きな拠点を有する。また、ロンドン、シンガポール、東京、バージニアなどの主要な市場を通して、地域を越えたデータセンターネットワークでグローバルに相互接続されたデータセンターを提供及び運営している。
NTTの代表取締役社長である森林正明氏は次のように語った。「パンデミックは私たちの生活様式を大きく変えました。今や、人々の生活の質を維持するには、このインフラに頼らざるを得ないのです。今後1年半の間に、NTTは、20以上の国と地域で合計60万平方メートルを超える床面積を確保し、データセンターの運営を20%拡大する予定です。」
「また、企業のハイブリッドクラウド環境をNTTのデータセンターやネットワークサービス上で最適化するために、グローバルデータセンター相互接続サービスの接続ポイントを世界中の約30カ所に拡大します。NTTは、すでに300MWのIT負荷を追加する工事を開始しています。新規データセンターやキャンパスの拡張、MIST海底ケーブルのような大容量ネットワークの完成により、世界中のNTTのお客様に利益をもたらすコネクテッド・フューチャーを構築します。」と付け加えた。
Research and Marketsのレポートによると、ベトナムのデータセンター市場規模は、2020年に8億5,800万ドルに達し、2026年までの複合平均成長率(CAGR)は14.64%以上になると予測されている。ベトナムのデータセンター市場の主要企業には、FPT Corporation、Viettel-CHT、Vietnam Posts and Telecommunications Group、KDDI Corporation、Hitachi Asia(Vietnam)、SAP Vietnam、IBM Vietnam、Microsoft Vietnam、Amazon Web Services Vietnamなどが名を連ねる。各社は、市場競争力を維持するために、先進的な技術を開発し、新製品や新サービスを発表している。その他の競争戦略として、M&Aや新製品・サービスの開発も行っている。