Vietnam Investment Review

ベトナム中部タインホア省の製造業やリゾート不動産等への投資機会が、日系企業から注目を集めている。

ベトナム、タインホア省で投資機会をうかがう日系企業

3月3~4日にかけて、日系企業、日本貿易振興機構(JETRO)、在ベトナム日本国大使館関係者から成る代表団が、Nghi Son経済区をはじめ、Quang Xuong、Tho Xuanの工業団地を訪問し、フィールドワークを実施した。

Nghi Son 第二火力発電所、Anh Phat工業団地や物流倉庫、Sun Beauty Onsenリゾートの施設などを同代表団は視察して回った。

タインホアは、便利な交通アクセス、整備された技術インフラ、様々な優遇政策といった点がプロジェクトや投資に適していると、代表団の日系企業は同省を評価する。

タインホア省人民委員会のNguyen Van Thi常任副委員長は、タインホア省の投資や貿易面で、日本は重要なパートナーであるとの認識を新たにした。

タインホア日本デスクとBIDV(ベトナム投資開発銀行)との調印式

「タインホア省と日本の間で貿易・観光協力を促進する投資プロモーション活動やイベントの実施のため、ハイレベルな代表団の訪問を定期的に企画しています。現在、タインホア省と富山県の小矢部市の友好都市提携が検討されています。」とThi氏はビジネス交流の成果の一例を挙げた。

在ベトナム日本大使館の関係者は次のようにコメントした。

緊密化した二国間協力や、両国関係者がこれまでに実施した投資プロモーションへの取り組みにより、日系企業からの注目が同省にますます集まるようになりました。

今回の視察で、タインホア人民委員会とNghi Son Biomass Fuel Co., Ltdとの間で、年間生産量において、木製ペレット工場20万トン、ハイテク木材工場5千トン規模の開発に関する合意書が結ばれた。

また、Thanh Hoa Investment Trade and Tourism Promotion Agencyが運営するタインホア日本デスクとBIDVは、日本からタインホア省への投資誘致活動に関する協力協定も締結した。