Vietnam Investment Review

先日開催されたInvestment Promotion Conference(投資促進会議)では、メコンデルタ地域ロンアン省が注目を集めた。同地域はその経済的魅力から、日本からも138件もの投資プロジェクトを呼び込み、金額ベースでは総額7億6千万ドル(約1,084億7千万円)以上にのぼる。

7月28日、「ロンアン-統合と発展」をテーマにベトナムのロンアン省においてInvestment Promotion Conference 2023が開催された。ベトナムと日本の外交関係樹立50周年を記念するとともに、ベトナムの国家経済におけるロンアン省の戦略的重要性にスポットライトが当てられた。

小野益央日本総領事はロンアン省の戦略的経済における重要性を強調し、活気に満ちた農業部門と急速に成長する産業発展について次の通り評価を述べた。

7月28日、「ロンアン-統合と発展」をテーマにベトナムのロンアン省においてInvestment Promotion Conference 2023が開催された。ベトナムと日本の外交関係樹立50周年を記念するとともに、ベトナムの国家経済におけるロンアン省の戦略的重要性にスポットライトが当てられた。小野益央日本総領事はロンアン省の戦略的経済における重要性を強調し、活気に満ちた農業部門と急速に成長する産業発展について次の通り評価を述べた。

現在同省では日本による投資プロジェクト138件がすすめられ、金額ベースで7億6千万ドル以上が投じられていることにロンアン省人民委員会の指導者が言及。規模と資本の両面で成長がみられることは、ロンアン省の投資環境に対して日本企業が継続的な信頼を寄せていることを象徴する。

今回の会議では、スマートシティ開発や電子政府インフラ、労働者研修、労働市場、さらに日本政府による無償援助や譲許的融資による政府開発援助プロジェクトなど、さまざまな分野にわたる日本のパートナーとの協力関係強化というロンアン省側の狙いについても強く打ち出された。

ロンアン省はビジネスを迎え入れ後押しする風潮があることから、開発の拠点や収益性の高い投資スポットとなる態勢が整っている。同省は「産業先進省」を目指した取り組みをすすめており、2025年までにベトナム有数の産業、都市、サービスの中心地になることを構想している。