2021年1~7月、ベトナムの企業が海外市場に投資した金額は、前年同期比2.3倍以上となる5億7,000万ドルであった。

投資計画省によると、対象期間中において28のプロジェクトに新規投資登録証が交付され、登録資本金の総額は1億4530万ドルとなり、昨年の同じ期間における70.4%に相当している。また、11の海外プロジェクトが資本調整の結果により、総額4億2,480万ドル追加し、昨年の9.1倍となった。
ベトナム企業は12の分野に投資しており、投資額首位の科学技術分野は2億7,080万ドルの新規・追加資本で、海外投資資本全体の47.5%を占めている。第2位は卸売・小売業で、6件の投資が実行され、投資額は1億4860万ドルであった。
また、ベトナムの投資家は18の国と地域に資本を注いでいる。ベトナム企業の最大の投資先は米国で、登録された投資資本の総額は3億280万ドル、次いでカンボジア(8,920万ドル)、ラオス(4,780万ドル)、カナダ(3,210万ドル)となっている。
Vingroupは海外で4つの投資プロジェクトを登録しており、当期のアウトバウンド活動に大きく貢献している。例えば、フランス、オランダ、カナダでプロジェクトを展開しており、各プロジェクトの投資額は3,200万ドルに達している。更に、シンガポールにもプロジェクトがあり、その投資額は2,050万ドルにのぼる。これらのプロジェクトは、通信機器、電子機器、家電製品、自動車などの輸出入を目的として投資されている。このほか、Vingroupは米国で3億ドル、ドイツで3,200万ドルの投資を行った。
7月20日までに、ベトナムでは1,423件の有効な海外投資プロジェクトがあり、総投資額は218億ドルに達している。