スモールビジネス(小規模事業)を営む場合、ウェブサイトのデザインまで外注できる余裕があるところはそうないだろう。大抵、コスト削減のために、「中小企業のホームページの作り方」を参考にしているのではないだろうか?ありがたいことに、一般に言われるほどそれは難しい作業でではないのだ。

ウェブサイト制作ツールはスモールビジネス企業にとっても使い勝手がよく、プロフェッショナルな仕上がりを実現することが可能だ。ウェブデザインの知識がなくても、満足のいく結果を期待することができる。そして何よりも、こうしたリソースの多くは驚くほど安価なのだ。

ここでは、スモールビジネスのための、簡単なウェブサイト制作方法についての基礎知識を紹介しよう。

スモールビジネスのウェブサイト制作にあたって考慮すべきこと

ウェブサイトをデザインする上で、すべてを網羅した方法を見つけることはまず難しい。しかし、目的に優先順位をつけることで、それを満たす適切なデザインコンポーネントやリソースを選択することはできる。

ウェブサイトのデザインにとりかかる前に、予め決めておくべき点は次の通りとなる。

  • ウェブサイトを構築する意図は何か?
  • ユーザーがサイト閲覧後、次にどのようなアクションを期待するのか?ユーザーが購入すること、店に足を運ぶこと、あるいはさらに情報を得るために連絡を取ることなのか?
  • 商品を販売する場合、顧客への見せ方をどうしたいか?
  • デジタルポートフォリオで過去の業績を消費者やクライアントに見てもらう必要があるか?
  • どの程度のボリュームなのか?

上記の点を考慮した上で、ウェブサイトの制作に臨んでほしい。では、次にスモールビジネスのためのウェブサイトの作り方について説明しよう。

簡単なウェブサイト制作ステップ

ウェブサイトの設計と開発は、その目的を明確にした上で始めるとよい。このガイドラインに従えば、会社としてのインターネットプレゼンスを確立することができる。

1.ウェブサイト制作プラットフォームの選択

複雑なコードなしでサイトを構築できる使いやすいプラットフォームがベストだろう。とすれば、WordPressの利用を強くお勧めする。

その主な理由は、以下となる。

  • プログラミングのスキルや専門的な知識を必要とせず、スモールビジネスのためのウェブサイト制作が可能。
  • 無償でダウンロードできる。
  • サイトの体裁変更や、新たな機能追加が簡単にできる。
  • 全ウェブサイトの40%以上がWordPressを利用している。TechCabalはその典型的な例で、安心してビジネス情報を提供できる。

2.ウェブホストの選択

初心者に最適なホスティング会社は多い。その中でも、スモールビジネスにはWhogohostがお勧めだ。もし予算に余裕があるのなら、Bluehostは、検討に値するもうひとつの選択肢と言える。

Whogohostを勧める理由はひとつでない。例えば、基本的なホスティングパッケージには、以下の機能が含まれる。

  • 24時間体制のカスタマーサポート
  • 6GBのストレージ容量と30GBの帯域幅
  • 10個のサブドメインと2個の補助ドメイン
  • .NG(ナイジェリア)ドメイン名と無料SSL証明書
  • 無制限のメール配信
  • データベースへの完全なアクセス権
  • GTBCool FMSLOTなど、Whogohostを利用する大手企業と肩を並べて知られるようになる。

最も基本的なプランの価格は、月額N1,000と(この価格はWhogohostの任意で変更される場合がある)、驚くほど低価格である。スモールビジネスのウェブサイトであれば、このプランで十分だが、アップグレードが必要な場合は、簡単に変更できる。

3.Whogohostからドメインとウェブホスティングを購入する

まずWhogohostにアクセスし、「アカウントの登録」をクリックする。フォームに記入する際は、必ず有効なメールアドレスを使用する。

「登録」ボタンを選択して、登録を完了する。次に、メールを確認し、アカウントの認証を行う。

アカウント認証が完了したら、次はダッシュボード画面に移動する。メインメニューから「ホスティングとドメイン」→「新しいホスティングとサービスを注文する」を選択する。

その次に、ホスティングパッケージを選択する。ここでは、PremiumまたはProをお勧めしたい。前者を選択した場合、料金は年間N10,000、後者は年間N15,000となる。

ホスティングプランの価格は、最も安いものから高いものまで、下欄に示される。希望のプランが決まったら、「今すぐ注文」ボタンをクリックするだけでいい。

次に、使用するドメインを選択する画面が表示される。ドメインは、前述したように、何でもかまわない。例えば、www.techcabal.com、www.facebook.com、www.youlikeit.net など。

使用したい名前を入力し、拡張子(.comまたは.com.ng)を選択する。他で使用されているか確認したい場合は、「確認」を選択する。

「Congratulations」と表示されれば問題ないが、そうでない場合は、別の名前を考える必要がある。この記事を書いている時点で、Whogohostの.COMドメイン名利用料は、はN4,900となっている。

上記が完了したら、「次へ」ボタンをクリックする。

この次のステップがポイントとなる。ドメインとホスティングの支払いパターン(「課金サイクル」とも呼ばれる)は、利用者次第で決められる。

一番安くパッケージを購入したいなら、年額払いを選択すればよい。もし全額一括払いが難しければ、月額払いを選択することも可能だ。

このプロセスの最終段階を完了して、ホスティング料金を支払うことになる。そして「チェックアウトボタン」を選択する。

支払い方法については、オプションが用意されている。その中から自分に合ったものを選び、決済を完了させればよい。

これで、Whogohostでドメイン名とホスティングを取得完了となる。

4.WordPressのセットアップ

では、WhogohostのアカウントにWordPressをセットアップする方法を説明しよう。

まず、ユーザー名とパスワードを使ってWhogohostのアカウントにアクセスする。ダッシュボードにアクセスしたら、「Cpanel」のアイコンを探そう。

下の画像にあるように、Softaculous Apps Installerのすぐ下に表示されているリンクをクリックすると、WordPressにアクセスすることができる。

5.WordPressのインストール

ここで非常に注意を要する。次のページでは、WordPressのウェブサイトをインストールするためのドメインを選択することになる。

以下のフォーマットいずれかを選択する。

  • wwwなし – techcabal.com
  • www付き – www.techcabal.com

「www」は不要かもしれない。これを外してもドメイン名が読み込まれないということはない。むしろ、ウェブサイトのアクセス速度が速くなる。

その他、必要な変更点を紹介しておこう。

  • 管理者ユーザー名:ついうっかり「Admin」のままにしてしまわないように要注意。これは、ハッキングされないためで、簡単に覚えられるようなものに変更すること。
  • 管理者メールアドレス: 勤務先のメールアドレスを入力。
  • Sitename:サイトに表示する名前を入力。
  • パスワード:第三者には解読されにくく、自分には覚えやすいパスワードを設定。

上記を入力後、利用規約のボックスを選択し、「インストール」アイコンをクリック。

1分程度で、WordPressブログのインストールは完了し、画面上に確認画面が表示される。

その後、先ほど作成したログイン情報を使って、WordPressにアクセスし、変更を開始する。

WordPressでは、新規ユーザー向けにテーマがいくつか用意されている。 無料版はダッシュボードからアクセス可能だ。「外観」→「テーマ」へ進む。

インストール後すぐに、選んだテーマのカスタマイズをすることができる。これで、スモールビジネスのウェブサイトは完成となる。

WordPressのインストールに関する詳細については、メールでも受け取ることができる。

スモールビジネスのウェブサイト制作について所感の総まとめ

スモールビジネスのためのウェブサイト制作には、WordPressWhogohostがリーズナブルな価格でうってうけである、という結論に至った。