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ベトナムの銀行は、同国の経済、また新型コロナウイルスによる未曾有の困難や課題に対する強い回復力のおかげで、外国人投資家にとって依然として魅力的である。

Fitch Ratingsがベトナムの全体的な見通しを「安定的」から「ポジティブ」に引き上げたことで、いくつかのベトナムの銀行も国際的な格付け機関からポジティブな評価を受けた。今回の格付けにより、困難な状況に適応し、安定性を維持しているベトナムの銀行の強さが確かめられた。

パンデミックによる困難にも関わらず、ベトナムは世界経済の中で明るい話題であると考えられている。最近の分析によると、Asian Development Bankは、新型コロナウイルスの影響が再拡大したにもかかわらず、ベトナムの経済は今年6.7%、2022年には7%と高い成長を遂げると評価している。

多くのベトナムの銀行は、設定した目標や戦略を実現するために、積極的に海外のパートナーを探している。

VPBankは4月、FE Creditの株式49%を日本の三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)に売却する契約を締結した。この取引により、ノンバンクレンダーのFE Creditは28億米ドルの価値を持つことになる。

本取引により、FE Creditは、SMBCグループ、特に日本市場における大手消費者金融会社であるSMBCCFから、アジアにおける消費者金融分野での資本力、経営能力、経験などの支援を受けることになる。

同時に、今回の取引は、VPBankに多額の資本をもたらす。そして、新たな投資機会を獲得するための財務基盤の強化へと貢献する。

銀行とその株主・顧客を支援し、最大の利益をもたらすことができる外国人投資家と戦略的パートナーを見つけるために、SHBの株主総会で、外国人持株比率を10%に固定することが、先日承認された。また、同銀行における外国人戦略投資家の所有率は、定款資本の20%以下とすることを承認した。

SHBのNguyen Van Le社長によると、現在、SHBに投資を希望する世界の金融グループ、銀行、大規模な投資ファンドが複数あるという。

また、SHBは総額5億ドル、3~5年の期間で国際債を発行する予定だ。Nguyen Van Le氏によると、株主にとって国際市場への債券を発行することは、利益率を高め、配当計画を通じて株主に付加価値を与えるだけでなく、長期的には各株主の価値向上にも貢献するという。

引用元: Vietnam News